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Action Case 時間を生みたい
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HOTEL VISON
Time & Productivity

【導入事例】納品日の不確定を解消!Rakuderで業務の負担を軽減したヴィソンホテルズ

三重県のほぼ中央に位置する「VISON(ヴィソン)」は、食と癒しの大型複合リゾート。 「美しい村(美村)」を由来とするその名の通り、豊かな自然に囲まれた特別な空間で、年間350万あまりの人々が訪れる人気のスポットです。施設内には、四季折々の風景とともにくつろげる宿泊施設「HOTEL VISON(ホテルヴィソン)」と「旅籠(はたご)ヴィソン」があり、訪れる人々に非日常の癒しを提供しています。

この2つのホテルを運営するヴィソンホテルズ様では、日々の備品やアメニティの発注に、受発注システム「Rakuder」を活用中。今回は、施設の魅力やRakuder導入の背景、活用の様子などについて、施設管理部の落合我唯様にお話を伺いました。

(施設管理部 落合我唯様)

-まず、ヴィソンホテルズ様の事業についてお話を伺えますでしょうか。

「VISON」は、東京ドーム24個分の広さを誇る、三重県の大自然に囲まれたリゾート施設です。ホテルや温浴施設、産直市場、飲食店、オーガニック農園など、三重の魅力を存分に楽しめるスポットが満載で、1日では回りきれないほど見どころがいっぱいです。

(東京ドーム24個分の広さを誇るVISON)

ヴィソンホテルズは、「HOTEL VISON」と「旅籠ヴィソン」を運営しています。

ヴィソンオフィシャルホテルの「HOTEL VISON」では、洗練された空間と暖かなサービスで、特別な時間をお届けしています。「旅籠ヴィソン」では、4棟のユニークな宿泊施設がそれぞれ異なるテーマでデザインされており、個性豊かな宿泊体験が楽しめます。

(HOTEL VISON)

-各施設様の特徴を教えていただけますか?

ヴィソンは、三重県多気町の山に作られた広大な施設ですが、山の中腹に位置するのが「HOTEL VISON」です。

こちらのホテルには155室の客室があります。テラス付の客室も多く、昼間は雄大な山々の景色を堪能でき、夜には満天の星をお楽しみいただけます。また、ペット連れのお客様のために愛犬と一緒に宿泊できる客室もご用意しており、ペットと一緒にリラックスできる空間をご提供しています。

山の中腹に位置する「HOTEL VISON」)

一方、「旅籠ヴィソン」は、1棟ごとに異なるコンセプトを持つユニークな宿泊施設です。各棟は、レイアウトや家具、備品に至るまでデザインが異なり、「D&DEPARTMENT PROJECT」や「Kuruminoki」、「minä perhonen」、「Landscape Products」など、各ブランドが手がけたコンセプトで、それぞれの世界観を表現しています。

お客様は、これらの特別な空間で、異なるデザインの魅力を楽しみながら、個性豊かな滞在ができるのが大きな特徴です。

(1棟ごとに異なるコンセプトを持つ「旅籠ヴィソン」)

-インバウンドのお客さまも増えていらっしゃいますか?

最近は、インバウンドのお客様も増えてきています。ヴィソンは、人気の伊勢神宮から車で20分とアクセス良好なため、伊勢観光の前や後に立ち寄る方が増えていますね。

伊勢神宮に参拝した後、自然豊かなヴィソンでゆっくりとした時間を楽しむというコースが、外国のお客様に好評です。

-落合様が勤務されていらっしゃる施設管理部のお仕事内容を教えて下さい。

施設管理部は、ホテルの設備やシステムの運用・保守を担当しているチームで、現在約10名のスタッフが活躍しています。

お客様が快適に過ごせるよう、インテリアや備品の整備はもちろん、空調や電気、水道管といった基本的な設備の点検も定期的に行っています。

館内を巡回しながら、もし設備に不具合があれば、すぐに確認して迅速に修理・改善対応をしています。常にホテルの快適な環境を保ち、お客様にストレスなく滞在していただけるよう努めています。

また、アメニティや備品の在庫管理も重要な業務の一つです。

必要なアイテムが足りなくなることがないように、発注のタイミングや在庫状況をしっかり管理しています。お客様が必要なものをスムーズに利用できるよう、常に適切に在庫を補充しています。

-Rakuderの導入に至ってはどのような課題があったのでしょうか?

「HOTEL VISON」と「旅籠ヴィソン」で、以前使っていた発注システムには大きな問題がありました。

発注はできるものの、商品がいつ届くのかが事前に分からないという点です。例えば、アメニティをはじめとする、ホテル運営には欠かせない備品が、発注後にいつ届くのかを確認する手段がなく、発注した後にいちいち納品日を確認しなければなりませんでした。

その結果、納品が遅れることが頻繁にあり、在庫が足りなくなりそうな事態が発生することも多々発生していました。スタッフは追加で手配をしなければならず、その分負担が増えました。最悪の場合、客室が準備できないため、チェックインをお待ちいただいているお客様をお迎えできないリスクも抱えていたのです。

(ヴィソンホテルズでは、環境にこだわったアメニティを採用)

-Rakuderの導入に至ってはどのような経緯があったのでしょうか?

「Rakuder」を開発した「変な商社」とは、実は以前から商品の仕入れで取引がありました。私たちが彼らと商談をしたのは2023年11月のことでしたが、そのときに「観光商社として、これまで感じていた課題を解決する受発注システムを開発しました」と紹介され、そこで初めて「Rakuder」の存在を知りました。

話を聞いていくうちに、特に「納品日が不確定だと在庫の管理や準備が大変だ」という問題が解決できる可能性があることに気づきました。

また、彼らが開発したシステムが他の観光業の問題にも対応しているという話も聞いていたので興味を持ちましたし、それに加えて、「変な商社」は新しいことにどんどん挑戦している会社だということも知っていたので、試してみても良いのではと思いました。

そこで、まずはトライアルとして導入してみることに決めました。最初は正直不安もありましたが、どんな効果が得られるのかを試すにはちょうど良い機会だと思ったんです。

実際に使ってみると、直感的に使いやすくて、思っていた以上に業務が効率化できるという手応えを感じています。

(カレンダー画面で納品日が分かる「Rakuder」)

-実際にRakuderをトライアル導入してみていかがですか?

やはり、最大のポイントは商品の到着日が事前に確認できるようになったことです。これまでは納品日が不確定だったため、準備のタイミングを見計らうのが非常に難しく、急な対応を余儀なくされることが多くありました。

しかし、システム導入後は納品予定日がはっきりと分かるので、計画的に準備を進めることができ、スタッフの負担が軽減されました。特に、必要な商品が確実に何日に届くのかがわかることで、在庫管理もスムーズに行えるようになりました。

システム自体が直感的に使いやすく、ユーザーインターフェースも非常にシンプルなので、忙しい時でも操作に迷うことなくスピーディーに対応でき、スタッフもすぐに使いこなせるのも便利です。

特に、タスクが重なるシーズンや繁忙期でも、スムーズに発注作業が進み、業務の効率化が顕著に感じられました。このような効果を実感できたことで、他のスタッフにも好評を得て、導入を決めて良かったと思っています。

(直感的で分かりやすいインターフェイスの「Rakuder」)

-現在は、Rakuderを本格導入いただいていますが、どのように活用されていらっしゃいますか?

他チームとの連携が必要な場面で役にたっています。

私たちの部署は、アメニティ用品の交換・補充を担当する清掃チームとよく連携を取ります。

例えば、「前回お願いした化粧水やクレンジングはいつ届く予定ですか?」という問い合わせをよく受けるのですが、Rakuderのカレンダーで納品日をすぐに確認できるようになったおかげで、返答までの時間が大幅に短縮され、連携が格段にスムーズになりました。

また、発注やその管理が非常に簡単になったので、私自身も発注作業にかける時間が減り、余裕ができました。空いた時間を使って、施設内の設備や部屋を巡回し、定期的な点検に回ることができるようになりました。

-今後、Rakuderに期待することは何でしょうか?

観光業では飲食がすごく重要な役割を果たしているので、飲食関連の機能がもっと充実すると、サービスの幅も広がって、利用の可能性がさらに広がるんじゃないかなと思います。

また、これからもどんどん、私たちの業務が効率化出来る機能があると良いと思います。作業にあてている時間をもっと効率化できれば、その分、お客様にもっと気を配る時間が増えるので、結果的にお客様の満足度がぐんとアップするのではないかと思います。

落合様、ありがとうございました!