2024年10月14日、長崎の新たなランドマーク「長崎スタジアムシティ」が誕生しました。JR長崎駅から徒歩約10分、川沿いに広がるこの大型複合施設は、通販大手ジャパネットホールディングスが手がけた注目のプロジェクト。
サッカー専用スタジアムを中心に、多機能可変型アリーナや「スタジアムシティホテル長崎」、さらには多彩な商業施設が集結し、スポーツとエンターテインメントが融合する新しい交流拠点として話題を集めています。
その一角、スタジアムシティサウス6・7Fに位置する、日帰り温浴施設「ONSEN&SAUNA YUKULU」は、天然温泉を楽しめる癒しの空間です。この施設を運営する株式会社リージョナルクリエーション長崎様では、清掃用具や備品の発注に当社の受発注システム「Rakuder」を導入いただいています。今回は、施設の様子やRakuder導入の裏側、活用方法について、直営事業部 店舗運営課の辻 望来(つじ みらい)様にお話を伺いました。

((株)リージョナルクリエーション長崎 直営事業部 店舗運営課 辻 望来様)

(東京ドーム1.5個分の広さを誇る「長崎スタジアムシティ」)
-「ONSEN&SAUNA YUKULU」の施設についてお話を伺えますでしょうか。
「 YUKULU」はジャパネットホールディングスのグループ会社、リージョナルクリエーション長崎が運営する温浴施設です。 スタジアムの地下1,500mから湧き出る天然温泉を使用しており、スポーツや観光を楽しんだ後に、心も体もリフレッシュできる場所を目指して作られました。施設内には、湯船に加えこだわりのサウナも完備しています。

(天然温泉が楽しめる温浴施設「ONSEN&SAUNA YUKULU」)

(株式会社リージョナルクリエーション長崎 本社ビル)
-「YUKULU」には、特徴的な設備やこだわりの空間がたくさんあると伺いました。特に人気のあるスポットはどこでしょうか?
YUKULUは、埼玉を中心に『おふろcafe®』ブランドを展開している温泉道場さんにプロデュースしていただきました。
特にこだわっているのがサウナで、音響と光の演出を取り入れ、目と耳の両方でリラックスできる『光と音のサウナ』や暗い室内であぐらをかいてじっくりと整える『瞑想サウナ』は、自分と向き合う時間を楽しめるYukuluならではのサウナと好評ですね。

(光と音のサウナ)

(瞑想サウナ)
また、長崎の『和華蘭文化』をテーマにした『和・華・蘭サウナ』も人気があります。長崎ならではの異文化が融合したデザインや雰囲気を感じながら、サウナを楽しんでいただけます。

(和・華・蘭サウナ)
-北欧を思い出せる暖かみのある内装や施設もありますね。
はい、温泉を楽しんだあとは、北欧風のリラクゼーション空間でゆったりとおくつろぎいただけます。木の温もりを感じるインテリアや、心地よい照明の中で、リラックスしながら思い思いの時間を過ごしていただくことが出来ます。
-お客様の層について教えてください。
ご利用いただいているお客様の年齢層は幅広く、大人からお子様まで、さまざまな方に楽しんでいただいています。 比率でいうと、7から8割が地元の方で、残りの2割が観光客の方ですね。

長崎スタジアムで試合がある日は、外国人選手の方が利用されることもあります。
試合後に温泉やサウナでリカバリーをされる選手もいて、スポーツの拠点としての役割も少しずつ広がってきているように感じます。
-スタッフの皆さんの業務内容について教えて下さい。
フロントスタッフ、清掃スタッフ、ランドリースタッフの3つの役割に分かれて、それぞれのスタッフが活躍しています。
フロントスタッフは、お客様をお迎えして受付やご案内を担当し、YUKULUでの滞在が快適になるようサポートしています。
清掃スタッフは、館内を常に清潔な状態に保つためにこまめに清掃を行い、お客様が気持ちよく過ごせる環境を整えています。
また、ランドリースタッフは、お客様が使用された館内着やタオルを丁寧に洗濯し、いつでも清潔な状態で提供できるようにしています。
それぞれの役割が連携することで、お客様に快適に過ごしていただける施設づくりを心がけています。

(常に清潔を保たれている浴室内)

(多様なシャンプーが楽しめるシャンプーバーも併設)
-通常の受発注の流れについて教えてください。
発注の流れとしては、大きく3つのパターンがあります。
1つ目は、スタッフが日々の業務で在庫の不足に気づいた際、受発注担当者に伝え、担当者がRakuderを使って発注する流れです。 現場で必要なものをすぐに把握し、スムーズに対応できるようになっています。
2つ目は、月末の棚卸業務のタイミングで在庫をチェックし、不足している商品があれば発注する方法です。
日々の発注だけでなく、定期的に全体の在庫を見直すことで、必要な備品を漏れなく管理しています。
3つ目は、スタッフが業務の中で「こういう商品があると便利かもしれない」と感じた際に、(Rakuderの開発会社でもあり、アメニティや備品を温浴施設に提案を行う)変な商社に商品提案を依頼するケースです。 提案いただいた商品の中から、施設に合うものを選び、Rakuderに登録して発注する流れになっています。
こうした仕組みを通じて、必要なものをタイムリーに発注し、施設の運営をスムーズにしています。
-Rakuderを導入したきっかけは何だったのでしょうか?
YUKULUのオープンにあたって、受発注の業務もスムーズに進められる仕組みが必要だと考えていました。 そんな時に変な商社からRakuderを紹介され、発注作業の手間が減ることや、請求書発行の管理が楽になる点が魅力的だと感じて導入を決めました。
YUKULUではAmazonで備品を購入することが多いため、Amazonビジネスとの連携が便利だと感じました。 Rakuderを使うと、Amazonビジネスのサイトから直接商品を選び、そのまま発注できるので、別途注文手続きをする手間が省けます。 さらに、購入履歴や請求書が自動で一元管理されるので、事務作業の効率化にもつながり、助かっています。
-実際にRakuderを導入してみていかがですか?
Rakuder導入当初は、自分でRakuderを使って発注していたので、スタッフにもスムーズに使い方を教えることができました。 Rakuderは、シンプルで直感的な操作方法なので、スタッフはすぐに慣れ、スムーズに利用できていると思います。使い勝手の良さも実感していて、効率的なシステムだと感じています。

(シンプルで直感的なUIが特徴的なRakuder)
施設内で清掃を担当しているスタッフからは、『この道具があれば便利に清掃が出来るから導入して欲しい』という希望がよく上がるのですが、Rakuderを使えば、その希望商品をすぐに登録して発注できるので、流れが滞ることなく対応できるので良いと思います。 商品選定から発注までが一連の流れで簡単にできるので、業務の効率化にもつながっています。
-今後、Rakuderに期待することは何でしょうか?
物流の問題で配送が遅れることが度々あります。遅延する際の伝達方法がもう少し改善されると、さらにスムーズに運用できると思うので、今後の改善に期待しています。
私たちはまだ出来たばかりの施設です。これからどんどん成長していきたいと思いますので、Rakuderと共に共に成長していければと思っています。
辻様、インタビューにご協力いただきありがとうございました。